定年後の趣味・娯楽の選び方

趣味を通じた社会貢献

教える存在としてのお年寄り

年配の人が社会に欠かせないのは、その多様な経験から培ってきたスキルやノウハウの集積が一つの要因といえます。
私たちはお年寄りの方々からそうしたスキルやノウハウを受け継いでいく義務があると言えます。
もちろんそうしたことは会社など組織内では十分に行われていることでしょうが、違った環境のもとでそういった指導を行っていこうとしているお年寄りも数多くいます。
自分の得意分野の知識を生かして講師として活躍する人であったり、勉強に限らず音楽や絵画、工作といった活動を子どもたちと楽しんだりしている方々がその一例です。
子どもたちにとっても年配の人たちとコミュニケーションをとることは人格形成の上で非常に大切なはずです。

「教える」お年寄りの存在がまさに重要となっているのです。

人生に満足をもたらすために

社会で活躍するお年寄りは教える存在に限りません。
ボランティア活動など、より直接的な形で社会に貢献しようとする人々も増えています。
そして高齢化社会において欠かせない介護ヘルパーの資格を得るお年寄りも増えています。
定年を迎えても親の介護に追われてしまうという状況が稀ではなくなった今、資格を得て介護活動に専念しようとする人たちも増えているのです。
介護という人手不足が特に深刻な分野において、そうした人たちの存在は強調されるべきでしょう。

はじめにも述べたように、老後というものは単なる時間つぶしではありません。
今や平均寿命が80歳を超えるなか、定年してからの長期間をどのように過ごしたいのか明確なイメージをもって生きることが重要です。
各自がそういったイメージを達成できてこそ、満足のいく人生であったといえる条件が準備されることでしょう。